2023.05.08

江戸時代(1603年 〜 1868年)、生類憐みの令の裏で・・・。



日本では江戸時代に五代将軍徳川綱吉の「生類憐みの令」により
犬をはじめとしたあらゆる生類に対して愛護の対象となりました。

その”過保護”とまで言われる政策は犬の飼い主に金銭的にも
精神的にも負担を強いる事となったそうです。

その為、江戸の町に捨てられた犬があふれる結果となり、
見かねた幕府は江戸の各地に犬小屋(今で言う保護施設)を建設したそうです。

もともと、江戸時代の各家庭において飼い犬には
魚の腹わたや骨・頭など、人間の食事ののこりものをあたえ、
気の向くままに遊ばせていましたが、
保護された事によって、人間の食事と同じ(高級な!?)物が出され
施設内では掛け走る事も出来ず、小屋で寝ているばかりになったため
たちまち病気になって、死んでしまう犬が多く出たそうです。


(犬の日本史-人間とともに歩んだ一万年の物語-より参照)


すでに江戸時代において”魚”を犬も食していたと言う事と、
日頃の運動が犬にとっても当然大事である。と言う
基本的な事が改めて明らかになった文献記事でした。



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