2023.06.16

縄文時代に存在した犬はどんな食生活をしていた?


約3900年前の遺跡、千葉県武士(たけし)遺跡からは
(飼育されていた幼い?)イノシシ(猪)やイヌの骨も出土したそうです。

骨に残るタンパク質の炭素・窒素安定同位体比から
骨の主の生前の食情報が読み取れるそうで
本州以南の貝塚出土の縄文人の骨(ヒト)の同位体比から導かれる数値結果として
上記動物の主要なタンパク源は”植物性食料”と”海産物”だと推定されるそうです。

しかし、縄文人と埋葬犬の分析結果はほぼ同じ数値なのに対して、
幼猪はそれらと異なり野生のシカやイノシシと同じ値を示すとの事です。
その事から埋葬された幼猪はイヌと同じ様な食餌を与えられていなかったと言う事がわかります。

縄文時代も貴重なタンパク源であった(成長した)イノシシ肉のハンターであったとされるイヌには
良質なタンパク質の食事を与えられていたのでは無いかと推測されます。

(犬からみた人類史 より参照)


縄文時代の生活、、、全く想像はつかいないですが、
その当時から人間と犬が共に生活していた。と言う紛れもない事実があったんだなぁ。と実感しました。



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