2023.08.07

昭和初期頃、日本では一般的に犬へ何を与えていた?


昭和初期の時代(1930年代頃!?)、日本の人々は
何を犬に与えていたのかがわかる文献記事がありました。

(筆者の実家の方では)一般的にご飯に味噌汁をかけたのが最上で、
これより下になるのがご飯の釜を洗う際にわずかに残ったご飯を
すくいあげたのが犬の食ベ物だったそうです。
勿論、それだけでは十分ではない為これを補うべく
大概の物(恐らく食事に出てきた物と推測します)は犬の口に入った。との事です。

また、東北のある地方ではその昔犬の食物はぬかと水を練ったものであったそうです。

その時代、現在と違ってまだ牛肉等を販売するお店は少なく
肉屋が開店したともなると近くの犬の体格が非常に良くなったと言う記載もありました。
実例として、数匹の子犬が産まれ肉屋の方を含む数名でその兄弟犬それぞれを育てていたそうです。
すると他の犬たちに比べ肉屋で育った犬だけ体重が1.5倍程も重たく育ったそうです。

(日本犬の飼ひ方  より参照)


通称”ねこまんま”は以前よりしっかりと食されていたのですね。しかも最上の食事との事。
そしてお釜に残ったご飯を集めて犬にあげている光景、
想像するだけで何故かほのぼのとしてきます。
また、犬にとっても良質なタンパク源である”お肉”を食す事の大切さも伝わる文献記事でした。



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