2023.09.05

その昔、犬の毛が汚れたら食卓の定番”〇〇”が浸かったお湯で洗っていた!?


このシリーズでよく出てくる江戸時代(1603年 〜 1868年)のお話です。
徳川時代の鷹犬の秘書「蒼黄抄」、ならびに「蒼黄秘抄」によると
犬の運動に関して親切丁寧に書かれています。

それによると、運動後は水を飲ませること。
走り運動後直ちに食事を与えると吐く事があるので
休ませてから食事を与えるべきこと。や、
夏であれば午後三時頃連れ出して清い流(川?)に入れて洗ってやること。
水を嫌う犬があったら徐々に水に入れて急激に入れて恐れさせないこと。

そして、毛が汚れたら、人肌の温度の「豆腐湯」
(恐らく湯豆腐では無く、豆腐が浸かっていたお水の事と推測)を
盥(たらい)に入れて洗ってやること。
と記載されていました。

(「蒼黄抄」、ならびに「蒼黄秘抄」 より参照)


豆腐の成分はと言うと、”豆乳”と”にがり”くらいでしょうか。
そのどちらか(どちらも?)が汚れを落とす役割を果たしたと考えると、、、、
現在、どちらもありましたね。「豆乳石鹸」に「にがり石鹸」。
その時代から汚れ落としに使われていたと言う事は、
いつから使われ始めていたか気になる文献内容でした。
そして、大豆は食べるも良し、洗う時にも効果を発揮する食材なのだと言う事に気づかされました。



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